米殿堂入りで名誉回復 メキシコ五輪陸上「拳の抗議」

 米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は1日、米コロラドスプリングズで殿堂式典を開き、1968年メキシコ五輪の陸上男子200メートルで金、銅メダルを獲得したトミー・スミス、ジョン・カーロス両氏の殿堂入りを表彰した。

 2人は米国での黒人差別に抗議して、表彰台でうつむいたまま黒い手袋をはめた拳を突き上げた行為が「政治的宣伝」として大会から追放された。ここ数年は関係修復の動きがあったが、「レジェンド(伝説)」として殿堂入りし、正式に名誉を回復された。(共同)

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