2020年東京五輪陸上のマラソンと競歩の開催地を札幌市に変更する国際オリンピック委員会(IOC)の案について、東京都の小池百合子知事は1日、都内で開かれたIOCなどとの合同会議で、「大会を成功させる重要性に鑑みて、IOCの決定に同意することはできないが、最終権限のIOCの決定を妨げることはしない。合意なき決定だ」と述べて、受け入れを表明した。
10月31日の実務者協議では、都が経費を負担しないことを約束することなど、4点について合意。
札幌変更案は10月16日に、IOCが公表。カタール・ドーハで9月下旬から10月上旬にかけて行われた陸上世界選手権のマラソンと競歩で、酷暑のため相次いで棄権者が出たことから、IOCが理事会を開いて決定した。