原田宗彦教授「世界陸上の惨状を見れば、仕方ない」 五輪マラソン札幌案

IOC調整委と大会組織委、東京都などとの合同会議を前に、言葉を交わすIOCのジョン・コーツ調整委員長(左)と大会組織委の森喜朗会長=30日午後、東京都中央区
IOC調整委と大会組織委、東京都などとの合同会議を前に、言葉を交わすIOCのジョン・コーツ調整委員長(左)と大会組織委の森喜朗会長=30日午後、東京都中央区

 早大スポーツ科学学術院の原田宗彦教授「世界陸上で途中棄権が続出した惨状を見れば、アスリートファーストの観点で仕方ない。IOCにとっては、もし東京五輪の出場選手から死者が出たり、有力選手が出場を拒否したら五輪の価値に傷が付く。話の進め方に関しては、いささか強引だったが…。日本人の中にも、ある程度、『仕方がない』という感覚があるのではないか。札幌にコースが移ったとしても、コース設定については、もう一悶着あるかもしれない」

会員限定記事会員サービス詳細