安倍晋三首相(自民党総裁)は28日の党役員会で、吉田博美前参院幹事長の死去について「残念で、大変寂しい限りだ」と悼んだ。首相は「ご指導いただいた6年間、数々の困難に直面したとき全力で支えていただいた。ときには耳に痛いことや、病床にあっても政権運営を心配していただいた」としのんだ。
二階俊博幹事長は役員会後の記者会見で、後日「お別れの会」を党葬で営む予定だと述べた。
吉田氏は4月に脳腫瘍を公表、改選を迎えた7月の参院選に出馬せず療養していた。政界引退後は首相の打診を受け、党総裁特別補佐に就任していた。