日本政府は、天皇陛下が内外に即位を宣明される22日の「即位礼正殿の儀」に194カ国を招待した。このうち21日時点で183カ国が出席すると回答し、米国のチャオ運輸長官や中国の王岐山国家副主席、韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相、フィリピンのドゥテルテ大統領、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問らが出席する。
皇室とゆかりの深い各国の王族からも、英国のチャールズ皇太子、オランダのアレクサンダー国王、スペインのフェリペ6世国王、ブータンのワンチュク国王らが参列する。
183カ国のうち、本国から元首らが出席するのは156カ国(うち1カ国は公表を望まず)で、27カ国は駐日大使らが参列する。
日本政府が承認している国は、平成2年11月の即位礼正殿の儀当時の165カ国から195カ国に増えた。外務省はアサド政権の非人道性が指摘されるシリアを除く194カ国と国連、欧州連合(EU)などに招待状を送付していた。
最終的に参列する国の代表は増える可能性もあり、200近い国・機関のVIPが同時期に来日する規模としては、過去最大になるとみられる。
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【アジア】
バングラデシュ ハミド大統領夫妻
ブータン ワンチュク国王夫妻
ブルネイ ボルキア国王
カンボジア ノロドム・シハモニ国王
中国 王岐山国家副主席
インド コビンド大統領夫妻
インドネシア マルフ・アミン副大統領夫妻
ラオス ビパバン国家副主席夫妻
マレーシア アブドラ第16代国王夫妻
モルディブ ソーリフ大統領夫妻
モンゴル フレルスフ首相夫妻
ミャンマー アウン・サン・スー・チー国家最高顧問
ネパール バンダリ大統領
パキスタン アルビ大統領夫妻
フィリピン ドゥテルテ大統領
韓国 李洛淵首相
シンガポール ハリマ・ヤコブ大統領夫妻
スリランカ シリセーナ大統領夫妻
タイ プラユット・ジャンオーチャー首相夫妻
ベトナム グエン・スアン・フック首相