旧満州の奉天平安小、最後の同窓会に90人 東京

平安小学校同窓会
平安小学校同窓会

 戦後74年、高齢化で旧満州(現中国東北部)の学校同窓会の解散が相次いでいる中、奉天(同瀋陽)にあった奉天平安小学校の最後の同窓会(わかくさ会東京総会)が17日、千代田区半蔵門のホテルで開かれ、約90人が参加した。

 同小は昭和9(1934)年、当時満州の教育を担っていた満鉄(南満洲鉄道)立奉天平安尋常小学校として創立された。終戦から25年経った昭和45年、第1回の同窓会を開催、以来43回を数えたが、今年で最後となった。

 3回生で最高齢の清水一三雄(いさお)さん(95)は、「満鉄の特急『あじあ』に乗ったり、校庭を凍らせたリンクでスケートを楽しんだりしたことが懐かしく思い出されます」と話す。わかくさ会事務局長で13回生の河合明博さん(85)は「まだまだ続けたいが、人的、財政的問題から全体としては最後としました。ただ、解散という言葉は使いたくない。今後は各回生ごとに会合を続けてほしい」と期待を込めた。

 会では、校歌を全員で合唱し、懐かしい思い出話に花が咲いた。司会を務めた11回生の吉村稔枝(としえ)さん(87)は「全体で歌う校歌は最後。思い切って大きな声で歌いましょう」と声を掛けていた。

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