文化活動で業績を挙げた個人や団体を顕彰する第67回菊池寛賞(日本文学振興会主催)が18日発表され、作家の浅田次郎さん(67)や、NHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」などが選ばれた。
浅田さんは平成3年のデビュー以来、歴史小説や戦争小説など幅広いジャンルにわたる執筆活動を行い、平成の文学界を牽引(けんいん)。「おかあさんといっしょ」は、昭和34年の放送開始から60年にわたり、親しみやすい歌やぬいぐるみ人形劇、体操などで、子供と親の情操を育み続けたことが評価された。
他の受賞者は、8月に引退した世界的バレエダンサーの吉田都さん(53)、「[証言録]海軍反省会」全11巻を結実させた大和ミュージアム(広島県呉市)館長の戸高一成さん(71)とPHP研究所。
贈呈式は12月上旬、東京都内で行われる。