中島敦、短くも波乱の生涯 生誕110年 横浜で特別展(2/2ページ) - 産経ニュース

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中島敦、短くも波乱の生涯 生誕110年 横浜で特別展

 中でも代表的なのが漫画「文豪ストレイドッグス」。現代の横浜で、キャラクター化された文豪たちが危険な依頼を取り扱う探偵社に所属し、それぞれの代表作にちなんだ特別な能力で戦うというアクションバトル作品で、主人公は中島敦。テレビアニメ化もされるなど、若い世代に人気を博しており、同作をきっかけに中島作品を読み始めるという逆流現象も起きているという。

 短い生涯で、刊行した本は2冊、作品数は二十数編。中島が残した作品は少ないが、教科書の定番作品として読み継がれたり、ジャンルを超えた芸術作品に影響を与えたりするなど、その存在感は今も計り知れない。斎藤さんは、「本展をきっかけに改めて本を手にとっていただければ」と話している。(加藤聖子)

 11月24日まで。月曜休館(11月4日は開館)。一般700円。問い合わせは神奈川近代文学館045・622・6666。

【プロフィル】中島敦

 なかじま・あつし 明治42年、東京生まれ。東京帝国大学卒業後、横浜高等女学校に勤務。その後に勤めたパラオの南洋庁時代に文壇デビュー。帰京後に専業作家になったが、持病のぜんそくが悪化し、急逝。代表作に「山月記」「光と風と夢」「名人伝」など。