文部科学省が17日公表した平成30年度の問題行動・不登校調査の結果によると、千葉県内の国公私立学校のいじめ認知件数は前年度比3200件増の4万483件で、統計上比較可能な平成25年度以降で初めて4万件を超えた。一方、都道府県別で過去4年連続で最多だった認知件数は東京都に次ぐ2位となった。県教委は、県弁護士会会と今夏に協定を結んだスクールロイヤー制度の活用などでいじめの根絶を目指すとしている。
学校別では、小学校が2204件増の3万2210件▽中学校が604件増の7080件▽高校が375件増の1002件▽特別支援学校が17件増の191件-といずれも増えた。
態様別では「冷やかしやからかい、悪口など」、「軽くぶつかられる、たたかれる」、「仲間はずれ、集団による無視」や、インターネット上の「パソコンや携帯電話などでの誹謗(ひぼう)中傷」も目立った。