台風19号

都内の負傷者5人、被害594棟に 知事「市区町村と連携」

 記録的な大雨をもたらした台風19号で、東京都が16日まとめた都内の被害状況によると、けが人は板橋区で1人増え計5人に、住宅被害も19棟増え計594棟となった。小池百合子知事は同日、一部集落が孤立している奥多摩町を視察した。

 都によると16日正午現在、あきる野市の避難所計2カ所に約30人が避難している。1300世帯以上で起きていた停電はおおむね解消された。ただ、大田区、江戸川区や多摩地域を中心に、浸水による建物被害が多く報告されている。

 小池知事が視察した奥多摩町では、西部の日原地区につながる都道が通行できなくなり、48世帯計82人が孤立。ただ山道は通じており、徒歩などで食料などの運搬は可能だという。

 小池知事は山道を登って孤立集落に入り、住民に水道などの復旧状況を伝え、不足しているものはないかといった課題を聞いた。その後、日の出町の大久野地区に移動し、被害状況を確認。同地区は川沿いの道路が崩れ、特別養護老人ホームの入所者らを含む400人以上が孤立しているが、迂回(うかい)路を通れば行き来はできるという。

 視察を終えた小池知事は「応急処置の部分と、本格的な改善策を分けながら、市区町村と連携して対応していく」と話した。