台風19号

都内で住宅被害575棟 住民約370人が孤立

 台風19号による川の増水などで、東京都内各地でも被害が出た。都によると15日正午時点で、世田谷区などで4人の軽傷者が出たほか、1棟が全壊した日の出町を含む延べ575棟の住宅被害が発生。奥多摩町などでは道路が崩落して住民約370人が孤立状態に陥り、都は同日、同町への物資支援を実施したと発表した。

 都によると、負傷したのは世田谷区2人、大田区1人、港区1人の計4人で、いずれも軽傷という。

 住宅被害では日の出町のほか、大田区(35棟)や江戸川区(30棟)などで計264棟の住宅が一部損壊。床上床下浸水も世田谷区(床上156棟、床下2棟)などを含む計310棟にのぼった。

 住宅以外では、多摩川流域の世田谷記念病院(世田谷区)で浸水被害が発生。13日時点で、患者全約160人が荏原病院(大田区)などへ搬送されたという。

 さらに、奥多摩町の一般都道204号や、日の出町の一般都道184号で道路が崩落し、住民約370人が車で移動できない孤立状態に陥っている。これを受けて都は奥多摩町に対し、アルファ化米300食、500ミリリットルの水240本を自衛隊のヘリコプターを通じて搬送。住民らはこの支援に加え、行政の備蓄食料などで対応しているという。

 また、あきる野市や日の出町の避難所計3カ所で約40人が避難している。

 この日、台風19号に伴って設置した第2回都災害対策本部会議で小池百合子知事は都職員に「引き続き関係機関と連携して情報把握などに努め、適切な支援をしてほしい」と訓示した。

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