台風19号

記録的豪雨の箱根町 観光に大打撃も W杯特需も「残念」

神奈川県箱根町の台風19号の影響による浸水被害(箱根町提供)
神奈川県箱根町の台風19号の影響による浸水被害(箱根町提供)

 台風19号の影響で観測史上最大となる降水量を記録した神奈川県箱根町は複数カ所で土砂崩れや浸水などの被害が出た。15日も芦ノ湖の観光船の運航見合わせや鉄道の運休が続き、観光に大きな影響が出ている。

 伊豆箱根鉄道によると、運営する芦ノ湖の遊覧船の乗り場建物内が床上まで浸水する被害を受け、従業員らは清掃作業に追われた。12日から運航を停止。同社の担当者は「建物内はひざまで浸水し、片付けを進めている。紅葉シーズンも近づいており、観光への影響が長引かないでほしい」と心中を吐露した。また芦ノ湖をめぐる「箱根海賊船」も乗り場が浸水し、運航を見合わせている。運営会社の担当者は「ラグビーワールドカップで外国人観光客も増えていたのに残念だ。できるだけ早く再開できるよう努める」と話した。

 箱根登山鉄道も岩や土砂が流れ込み、線路が崩壊。箱根湯本-強羅駅間の復旧のめどは立っていない。主要な国道や県道の一部も通行止めが続いている。気象庁によると、同町の12日の降水量は922・5ミリに達して国内最高記録を更新し、48時間降水量は1001ミリ。町内の土砂崩れは7~8カ所で確認された。

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