山梨・女児不明現場に大きな被害 川が氾濫、林道も通れず

(左上)小倉美咲さんが行方不明になったときの黒いインナー(左下と右)青いジーンズと緑の靴は不明時と同じ(いずれも家族提供)
(左上)小倉美咲さんが行方不明になったときの黒いインナー(左下と右)青いジーンズと緑の靴は不明時と同じ(いずれも家族提供)

 台風19号の大雨の影響で、千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さん(7)が行方不明になった山梨県道志村のキャンプ場周辺は川が氾濫するなど大きな被害を受けた。

 村によると、キャンプ場内を流れる椿沢の水があふれ、大量の土砂や倒木などがキャンプ場に流れ込んだ。キャンプ場の4分の1ほどの地面が削られたような状態。周辺の林道も舗装がめくれ上がり、通行できないという。

 小倉さんは9月21日、母とも子さん(36)や姉、友人家族らとキャンプに訪れた。同日午後3時40分ごろ、小川へ先に遊びに行った子供たちを1人で追い掛けた後、行方が分からなくなった。

 県警などは今月6日に捜索を打ち切り、ボランティア団体が周辺を捜してきたが、台風のため中断している。

会員限定記事会員サービス詳細