米朝実務者協議が再開 7カ月ぶり トランプ政権「寧辺」に注力か 「最大限圧力」放棄に傾斜

 【ワシントン=黒瀬悦成】北朝鮮の非核化に向け、米朝は5日、スウェーデンのストックホルムで、ビーガン北朝鮮担当特別代表と金明吉(キム・ミョンギル)首席代表による実務者協議を行った。2月にベトナムでの首脳会談が不調に終わって以降、中断していた実務者協議が約7カ月ぶりに再開された。

 米国内では、トランプ米大統領が北朝鮮北西部寧辺(ニョンビョン)の核施設の閉鎖と引き換えに、対北朝鮮制裁の緩和に応じるとの見方が強まっている。緩和に踏み切れば、国際制裁を通じて北朝鮮に非核化を促す「最大限の圧力」路線の放棄を意味し、対北強硬派から批判が噴出するのは確実だ。

 米誌タイム(電子版)は4日、複数の米高官の話として、北朝鮮が寧辺の核施設を閉鎖し高濃縮ウランの生産を停止すれば、北朝鮮の繊維製品と石炭の輸出に関する国連制裁の履行を3年間の期間限定で停止する-との提案を米側が準備していると伝えた。仮に国連が制裁停止に応じなかったとしても、米国だけ制裁を履行しない方針だという。

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