豚コレラ対策、群馬県が独自にワクチン散布へ 知事表明

 感染拡大が懸念される豚(とん)コレラへの対策について、山本一太知事は1日、主な感染経路である野生イノシシに対する経口ワクチンの散布に乗り出すと明らかにした。

 豚コレラが発生した埼玉、長野両県に隣接して侵入リスクにさらされており、山本知事は「県独自でワクチンを散布することにより少しでも発生リスクを減らす」と強調した。

 飼養豚は、ウイルスを持つ野生イノシシを介して感染するケースが多い。県は12月ごろまでに野生イノシシの通り道などに、餌でくるんだ経口ワクチンを散布し、接種させることで感染拡大を防ぐ。

 経口ワクチンは農林水産省から提供されたもので800個。山本知事は、具体的な散布場所などについては「今後、関係者と協議する」と述べるにとどめた。

 また、同日開かれた県議会常任委員会で、県は農水省からの要請で、野生イノシシを重点的に捕獲するエリアを設定する方針も示した。今月上旬をめどに決める。県はエリア内で、地元猟友会の協力も得て9千頭を目標に捕獲を進め、豚コレラ感染の有無を検査する。

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