【ドーハ=宝田将志】陸上の世界選手権で10月4日に行われる男子20キロ競歩の日本代表3選手が2日、ドーハ市内で会見した。シーズンベスト(SB)が全体トップの山西利和(愛知製鋼)は「金メダルを取ることを最大のターゲットに練習を組み立てきた。当日に全てを注ぎたい」と意気込みを語った。
高温多湿の環境により途中棄権者は増えそうだが、山西は「メダル争いには順当な選手が来る。メダルラインは変わらない」と気を引き締めた。
SBは池田向希(東洋大)が2位、高橋英輝(富士通)が4位と日本人同士の優勝争いになる可能性は十分ある。池田は「これまで20キロ競歩は日本のメダル獲得者がいないので、初メダルを目指していきたい」、高橋は「武器であるラストスパートを生かせる展開になるよう集中して序盤を乗り切りたい」と勝負を見据えた。