新名物「わらびの蕨もち」発売 埼玉・蕨 ブランド協議会

新名物「わらびの蕨もち」発売 埼玉・蕨 ブランド協議会
新名物「わらびの蕨もち」発売 埼玉・蕨 ブランド協議会
その他の写真を見る (1/2枚)

 埼玉県蕨市のご当地名物として蕨ブランド協会が開発を進めていた和菓子「わらび餅」が完成し、市内の店舗で1日、販売を始めた。商品名は市名を重ねて「わらびの蕨もち」と名付けられ、販売初日は販売を待ちわびた人たちでにぎわった。

 わらびの蕨もちは、1パック290円(税別、4個入り)。こしあんをシート状の餅で巻いた形状で、一口サイズで食べやすくなっている。空き店舗を活用した「WARABI SELECT SHOP」(蕨市中央)で販売している。

 わらび餅の開発、販売のきっかけは「地元の土産品がない。東京まで買いに行く必要がある」という市民の声だった。商品開発を決意した同協会の長谷川浩司代表理事らは、蕨市が成人式発祥の地として知られることにちなんで「大人の銘菓」を目指した。

 京都府などの老舗和菓子店を視察。その際「わらび餅は蕨市が発祥なんですか?」と聞かれた。実際は発祥ではないが、「商品のネーミングも地域活性化につながる」と確信した。試作を重ねるなどして2年がかりで販売にこぎつけた。長谷川代表理事は「味も自信がある。小粒のわらび餅に、こだわりが詰まっている」と強調する。

会員限定記事会員サービス詳細