台風15号、茨城県の農林水産被害60億円超

 茨城県は1日、台風15号による県内の農林水産業への推計被害確定額が60億5485万円になったと発表した。

 このうち、農作物への被害は15億2758万円を占めた。作物別でみると、ミニトマトが3億4196万円で最も被害額が大きく、鉾田、鹿嶋、神栖各市などの26・9ヘクタールで茎葉が損傷するなどした。次いで額が大きかったのはピーマンで3億564万円だった。

 パイプハウスなど農業用施設の損壊も県内の広範囲で起き、被害額は44億5631万円に達した。

 水産業関係では、ひたちなか市や大洗町などで養殖施設や漁船の破損が確認され、被害額は6146万円となった。林業関係では、つくば、潮来両市で計950万円の被害が出た。

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