勾留停止中の男が逃走 「病院で受診」を東京地裁許可

高橋伸被告(東京高検提供)
高橋伸被告(東京高検提供)

 東京高検は1日、恐喝未遂罪に問われ、東京地裁立川支部で実刑判決を受けて控訴中だった高橋伸被告(45)が、医療機関での受診を理由に認められた勾留執行停止中に逃走したと発表した。高検は都内の地元自治体に連絡した上、警視庁と連携して行方を追っている。

 高検などによると、高橋被告は都内の病院で受診するとして勾留停止を地裁支部に申し立て、1日午前8時半から3時間認められた。身元引受人2人とともに立川拘置所を出た後、出頭する予定だった東京地検立川支部に現れず、病院にも行っていなかった。

 高橋被告は身元引受人の同行などを条件に、地裁支部が9月26日に勾留執行停止を認めた。検察側は逃亡する恐れが高いことや、身柄を拘束されたままでも治療を受けられることなどを理由に抗告を申し立てたが、27日に東京高裁に棄却されていた。高検によると、身元引受人2人とも連絡が取れていないという。

 高橋被告は知人男性から現金300万円を脅し取ろうとした恐喝未遂罪で、今年8月に懲役1年6月の実刑判決を受け、東京高裁に控訴中だった。病気などを理由に複数回の保釈請求もしていたが、一度も認められていなかったという。