中里高の存続を要望 青森県中泊町

 青森県中泊町は1日、県教育委員会に対し、来年度の募集停止に向けて協議が進められている県立中里高の存続を要望した。

 少子化などの影響による生徒数の減少に対応するため、県教委が策定した高校再編計画では、1学級規模の地域校は募集人員に対する入学者数の割合が2年連続で2分の1未満(20人未満)の場合、募集停止に向けて自治体と協議することになっている。昭和51年に開校した同校の入学者数は年々減少し、平成30年度が17人、今年度は11人となっている。

 浜舘豊光町長は「若者の定着に向けて地域が地域としてあり続けるために高校の存在は大きい」と述べ、地域校としての存続の意義を強調。和嶋延寿教育長は「中里高が地域の人に育てられていることは十分認識している」と語った。

会員限定記事会員サービス詳細