スーパー歌舞伎Ⅱ「新版オグリ」 市川猿之助、中村隼人ダブルキャスト 経験、年齢、違う魅力を

 また、作品の見どころについては、「大スペクタクル。血の池地獄の場面がおそらく、『ワンピース』以上に水浸しになる。それから馬に乗ったまま上手と下手両側の宙乗りもある」と紹介し、「最後は歓喜。歓喜の渦で涙を流しながら劇場を後にしてほしい」と語った。

 本作は東京・新橋演舞場で6日~11月25日、福岡・博多座で来年2月4~25日、京都・南座で同年3月4~26日に上演される。

 ≪あらすじ≫

 美貌の若者、藤原正清(ふじわら・まさきよ)後に小栗判官(おぐりはんがん)(オグリ)は、縛られることを嫌い心のままに生き、集まった若者たちとともに自らを小栗党と称していた。ある日、オグリは照手姫(てるてひめ)とめぐり合い恋に落ちる。姫の父親は2人の仲を許さず、オグリは殺され、照手姫は川に流されてしまう。閻魔大王の前にやってきたオグリは、顔も手足も重い病に侵された姿で娑婆に送り返され、遊行上人(ゆぎょうしょうにん)の導きで善意の人が引く土車に乗り、治療のため熊野を目指す。

【用語解説】スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)

 三代目市川猿之助(現・二代目猿翁)が生み出した歌舞伎の新ジャンル「スーパー歌舞伎」は、「3つのS」(分かりやすくドラマチックなストーリー、スピーディーな展開、壮大なスペクタクル)の演出が特徴で、1作目は梅原猛・脚本の「ヤマトタケル」(昭和61年)。平成26年からは、四代目猿之助が中心となりスーパー歌舞伎Ⅱとして「ワンピース」などの作品を上演し、「新版オグリ」は3作目。