「隠そう下半身」…混浴露天風呂悩ませる「全裸客」

 今回、導入の検討を始めた男性用湯あみ着は、男性客からの要望に応じる面もあるが、「裸では入らさない」という地元の意思表示でもある。協会ではほかに、無料の簡易パンツを配布したり、砂湯の入り口にスタッフを配置したりする案も出ている。

 一方、「隠そう下半身」は男性を対象にしたものといえるが、隠さないのは男性ばかりではなく女性にもいるのだという。池田代表理事は「一部の人たちのせいで、普通の人が恥ずかしくて温泉に入れなくなっている状況がある。せっかく砂湯まで来たのに、外から見るだけで帰ってしまう人も多い」と嘆く。そうした光景に親子連れが躊躇(ちゅうちょ)し、結局温泉に入らなかったこともあるという。

 「風呂なのに『裸で入らせない』ことを徹底することには賛否もある。ただ、地元としては子供たちにも安心、安全に楽しんでもらえるようにしていきたい」と池田代表理事。協会では温泉郷の関係者から混浴入浴のあり方について意見を取りまとめた上で、年内にも各種対策に踏み切る考えを示している。

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