浪速風

地球温暖化対策へ着実な一歩を

秋分の日を中日に前後の3日を合わせた1週間を秋彼岸といい、26日はその最終日、彼岸明けである。暑さ寒さも彼岸までというけれど、すっかり朝晩は過ごしやすくなった。そんな四季がはっきりしているのが日本の気候の特長だが、近年それが怪しくなっている。海の中も同様のようだ

▶国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がこんな報告書を出した。世界の海で獲れる魚の量が、地球温暖化で今世紀末までに、20%以上減少するかもしれないという。水温の上昇や海水の酸性化の影響などによるそうだ

▶そういえば、イカやサンマの不漁を聞く。日本の近海で熱帯に生息する魚が獲れるようになったのも、そう新しい話ではない。何かが起きているのは明らかだ。「パリ協定」の前身は平成9年に採択された「京都議定書」である。効果には限界があったが、当時はようやく対策が動き始めた期待感があった。いま必要なのは着実な一歩である。