巨人・阿部慎之助が今季限りで現役引退 近く記者会見

 プロ野球巨人の阿部慎之助捕手(40)が、今季限りで現役を引退する意向を固めたことが24日、分かった。近く記者会見を開いて正式に発表する。

 千葉県浦安市出身で、安田学園高(東京)から中大を経て、ドラフト1位で2001年に巨人に入団。強打の捕手として1年目から定位置を奪取した。12年には主に4番を務め、首位打者や打点王、最高出塁率のタイトルに輝き、最優秀選手(MVP)にも選ばれた。

 15年からは一塁手に転向し、17年には2千安打も達成。プロ19年間を巨人一筋で過ごし、チームの精神的支柱として主将も務めた。今季を含めて8度のリーグ制覇、3度の日本一に貢献した。

 今季は捕手に再挑戦したが、開幕から主に代打での出場が続いた。6月には史上19人目の通算400号を達成。長打力や勝負強さを生かそうと、8月からは一塁での先発機会が増え、チームを5年ぶりのリーグ優勝に導いた。

 通算成績は2279試合に出場して、打率・284、405本塁打、1284打点。

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