プロ野球パ・リーグの西武が2年連続のリーグ優勝を決め、辻発彦監督は、「今季はしんどい戦いになると思っていた。選手たちの精神力と肉体的の強さが2連覇につながった。ここまで来たので、さらにチームを一つにして日本シリーズにいけるように全員で頑張る」と述べた。
優勝インタビューでの一問一答は以下の通り。
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--2年連続の優勝、どんな思いか
「今年始まって連覇という大きな目標に向かって選手たちと出発して、中盤苦しかったが、選手たちの夏場からの頑張りには、私たちがびっくりするくらいだった」
--選手たちから何度も胴上げされました。どんな気持ち
「ピッチャーもいろいろ言われながら増田、平井が中心になって、もがいてくれたし、野手に関しては、レギュラーの選手たちが長期離脱することなく戦ってくれた。精神力と肉体的の強さが2連覇につながった」
--最後、自らマウンドに上がって増田投手に託した
「昨年は試合に敗れて胴上げだったが、今年は勝利して胴上げできるということは、最後は増田しかいないと。『この1イニング、優勝投手として楽しみなさい』と言ってきた」
--今季一時は首位から8・5ゲーム差離された。選手たちにどのような声をかけた
「私はなにもしてない。私が就任して3年、夏場になると、選手たちは、ものすごいちからを発揮してくれる。いわなくても少しずつゲーム差縮まってくると、『いける、いける』と。最後まで諦めずに戦ってくれた」
--選手たちの成長点は
「全てだと思います。相手チームの結果を見ながら、今日勝てば優勝だと。終盤、非常に大切な試合で、今井だったり松本だったり、若い選手がすばらしいピッチングしたことが成長につながっている」
-昨年の優勝メンバーから大きく変わった中での今年の優勝。意味合いは
「正直言って、今年はしんどいたたかいになると思っていた。選手たちの心の中では、主力が抜けても僕たちは勝てるんだと、意地を見せてくれた気がします」
--CSに向けて
「ここまでくることができたので、さらにチームを一つにして日本シリーズにいけるように全員で頑張ります」
--最後にファンに向けて
「今季はなかなか勝てない中、ドームに足を運んでいただき、今日もこんなにたくさん足を運んでいただき、たくさんのファンのみなさんの中で勝って優勝決めることができて本当に幸せです」