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韓国の左派系御用新聞で若手記者が反旗「編集局が腐った」

リベラルな思想を掲げ社会の格差解消を訴えつつ、陰では不動産投機などを通じて富を築いた「86世代」のエリート層にあたるのが、チョ氏や現在のハンギョレ幹部、同紙の中心読者層だ。チョ氏への批判は必然的に、自らに跳ね返る。「50代男性による50代男性のための新聞を作り、読者層を脆弱にしたのは局長と幹部のあなた方だ」。現場の記者らは上司を「既得権層」と同一視する。

「言論の自由を抑えつけるなら出て行け。先輩方にならって大統領府に、与党に行ってしまえ」。声明は、政治色を帯びる編集方針に最後まで辛辣な言葉を浴びせた。「ハンギョレと言論の自由、あなた方の言う『正義』は、われわれが守る」

若手記者の蜂起を受け、中堅記者も声明への賛同を相次いで表明。「現場の記者が『御用新聞』の冷やかしを受ける事態に追い詰められた」と訴えた。

現場から噴出した批判に、上層部はどう対応するのか。電子版11日付の社説では、「現在は韓国社会の政治・経済の中枢になった86世代に対する厳しい叱咤を度外視するなら、問題解決の道は遠のく」とし、若者世代の不満を直視するよう「政府」に求めた。社内外に広がる不信感を払拭する意図が込められているのは明らかだが、社内の記者が矛を収めるかは見通せない。

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