奥井が気迫で逆転 敗者復活戦で五輪枠獲得 世界レスリング

 レスリングの世界選手権で男子フリースタイル74キロ級の奥井真生(自衛隊)が敗者復活戦でポーランド選手を破って3位決定戦に進み、5位までの五輪出場枠を獲得した。逆転勝利を収めた初出場の24歳は、何度も両手をたたいて喜びを爆発させた。

 めぐってきたチャンスで気迫をみなぎらせた。攻撃が消極的とみなされ2点を先取されながら、残り1分を切って右足にタックル。さらにローリングで試合をひっくり返した。

 鍛え上げられた逆三角形の上半身がたくましい。国士舘大時代まで、上半身の攻防に限られるグレコローマンスタイルの大会にも出場。「(相手との間合いを)詰めて詰めて入り込むレスリング」を身上とする。世界の舞台で感じたことは「(タックルで)足をキャッチできているが、そこからの処理は相手がうまい」。技術的な課題も見つかった。

 強豪と直接肌を合わせ「もっと(レベルが)上なのかなと思ったけど、もう少しで手が届きそう」と自信も得た様子。この経験を来年の東京五輪につなげたい。(岡野祐己)

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