警官ら名乗る新手の特殊詐欺手口、岡山

 岡山県内で警察官や市職員を名乗って高齢者からキャッシュカードをだまし取り、現金を引き出す特殊詐欺被害が急増している。県警は19日「緊急特別警報」を出した。

 県警によると、今月12日、倉敷市内の70歳代の女性宅に、警察官を名乗る男から「詐欺犯人を捕まえたが、お金が引き出された可能性がある。出金を調べるのでキャッシュカードの銀行名、名義人、暗証番号を教えてほしい」との電話があった。男は女性に電話を切らせず、警察官を名乗る別の男が女性宅を訪問。女性に封筒を渡してカードを入れさせ、封筒に印鑑を押すよう要求し、女性が中座する間、無関係のカードが入った封筒とすり替えて女性に渡したという。

 その後、女性の口座から200万円が引き出され、県警は窃盗事件として捜査。被害者に相談させるすきを与えない、新手の手口とみている。

 県警によると、同様のキャッシュカード被害は18日現在で前年比25件増の28件、被害総額は同6440万円増の約6530万円。県警は「キャッシュカードに関する電話は詐欺。すぐに電話を切って110番を」と呼びかけている。

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