鹿島、連覇ならず アウェーゴールに泣く 4冠の夢散る サッカーACL

【サッカーACL(アジアチャンピオンズリーグ)準々決勝第2戦 鹿島アントラーズ対広州恒大】 敗退が決まり、倒れ込む鹿島・レオ・シルバ(右)とチョン・スンヒョン=カシマサッカースタジアム(撮影・福島範和)
【サッカーACL(アジアチャンピオンズリーグ)準々決勝第2戦 鹿島アントラーズ対広州恒大】 敗退が決まり、倒れ込む鹿島・レオ・シルバ(右)とチョン・スンヒョン=カシマサッカースタジアム(撮影・福島範和)

 試合終了の笛は、鹿島に2連覇の夢がついえたことを告げた。直前に決定機を逃したレオシルバは、ピッチで大の字になった。18日にカシマスタジアムで行われたサッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦で鹿島が準決勝進出を逃した。「非常に悔しい結果だ」。大岩監督は、声を絞り出した。

 アウェーゴールを許しシナリオが崩れた。前半40分、警戒していたCKから頭で決められた。4強には2ゴールが必要になった。焦りが募った。

 後半6分、シュートがセルジーニョに当たってコースが変わる幸運なゴールで追いついた。ここから勝ち越せなかった。永木は「ボールを拾って2次攻撃につなげられなかった」。分厚い攻撃で敵を飲み込む迫力はなかった。ラストパスやシュートの精度を欠き、アウェーゴールに泣いた。

 J1、天皇杯、YBCルヴァン・カップ、ACLで4冠の夢は散った。「難しいけど切り替えるしかない」と町田。残るタイトルへ全力を注ぐ。(五十嵐一)

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