イラン、小型船拿捕 ホルムズ海峡 燃料密輸か

 イラン国営メディアの7日の報道によると、イラン沿岸警備当局は同国からディーゼル燃料を密輸しようとしたとして、ホルムズ海峡周辺で小型のタグボートを拿捕(だほ)し、乗組員のフィリピン人12人を拘束した。船籍や、拿捕の日時は明らかになっていない。

 イランでは政府の補助金によって燃料価格が格安に抑えられており、燃料を外国に密輸しようとする者が絶えず、密輸船の拿捕は珍しくない。

 イランは7月に英国船籍のタンカーを航行規則違反の疑いで拿捕、国際社会はホルムズ海峡の安全確保に懸念を強めている。(共同)

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