【目黒女児虐待死、母親初公判詳報】(2)過呼吸に陥る優里被告 「『夫は結愛のために説教してくれている』と思うように」(3/4ページ) - 産経ニュース

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目黒女児虐待死、母親初公判詳報

(2)過呼吸に陥る優里被告 「『夫は結愛のために説教してくれている』と思うように」

 検察官「被告人にいかなる刑を科すべきか。論点は4つです。1つ目は犯行態度の悪質性です。2つ目は被告人の役割の重大性。関与の程度がポイントです。3つ目は責任、非難の程度。この2と3は弁護人と検察官で主張が対立するところです。4つ目、最後は結果の重大性です。5歳の被害者が死亡、生命が失われた結果について考えていただきたいです」

 《そのとき、優里被告の呼吸がこれまで以上に大きくなり、前後に揺れながら泣き崩れた。女性弁護人が立ち上がり、優里被告に寄り添う》

 裁判長「ちょっと…」

 弁護人「過呼吸の状態です。手も冷たいし、しびれちゃってる。もう少ししたら休廷ですから」

 裁判長「どうするかな」

 弁護人「大丈夫だと思います」

 検察官「続けていいですか。証拠調べの順序を伝えます」

 《検察官は今後の審理で、搬送を担当した消防隊の中隊長や医師、品川児相の尋問を予定していることを明かした》

 検察官「被害者の記載したノート、メモ、被告人のラインのやりとりに関する証拠を調べます」

 《事件では、結愛ちゃんから両親にあてた手書きの文章が自宅アパートから見つかっている。1冊の大学ノートに、たどたどしいひらがなでつづられた「あしたはもっともっと できるようにするから」「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」の言葉。必死に両親の愛情を取り戻そうとする結愛ちゃんの悲痛な訴えだった》

 検察官「児童福祉行政のあり方について議論になっています」

 《今回の事件後、虐待情報に関して香川県と東京・品川の児相の連携不足も指摘され、児相の体制強化など法改正へとつながった。検察官が裁判員に語りかける》

 検察官「皆さんにおかれましては、適切な刑罰を決めていただきたいと思います」