ヒズボラとイスラエルが一時交戦

 【カイロ=佐藤貴生】レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラは1日、イスラエルにミサイルを発射し、同国軍の拠点や戦車を攻撃した。イスラエルは報復としてヒズボラの軍事拠点などに約100発のミサイルを発射した。ロイター通信が伝えた。

 双方の攻撃は沈静化したもようだが、ヒズボラはシーア派大国イランの影響下にあるとされ、米・イランの軍事的緊張が高まる中、イスラエルとの間で戦闘が激化するとの懸念が出ていた。8月下旬にはレバノンでイスラエルの無人機2機墜落し、ヒズボラは自らの拠点で爆発があったと非難していた。

 イスラエルのネタニヤフ首相は9月1日、「あらゆるシナリオに備えるよう指示した」と述べた。イスラエルは8月、レバノンのほかシリアやイラクのシーア派民兵組織の拠点を相次いで攻撃したとみられる。

 イスラエルでは17日に国会のやり直し選挙が行われる予定で、治安情勢への関心が高まりそうだ。