【迫る10%】(1)軽減税率「複雑すぎる」 消費増税まで1カ月(3/3ページ) - 産経ニュース

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迫る10%

(1)軽減税率「複雑すぎる」 消費増税まで1カ月

 ただ、混乱の種は軽減税率だけではない。今回の増税に合わせ、個人消費の下支え目的で、現金を使わないキャッシュレス決済での買い物に5%または2%のポイントを返す「ポイント還元策」も導入される。事業規模などで店によっては還元率が異なるなど複雑で、対応を迫られる店も出てくる。

 「痛税感」という増税のデメリットを緩和するため導入される軽減税率とポイント還元策。だが、増税が目前に迫っているのに、国民の理解は十分浸透せず、業者の準備も遅れ気味だ。想定以上に混乱が広がれば、増税自体への国民の嫌悪感が強まりかねない。

 =敬称略

【用語解説】軽減税率制度

 生活必需品の消費税率を一般の商品より低くして家計の負担を抑える制度。日本では10%への増税に合わせて初めて導入され、外食・酒類を除く飲食料品や、定期購読の新聞の税率を8%に据え置く。外食はテーブルや椅子など飲食設備のある場所でのサービス提供と定義されており、持ち帰り品や宅配、出前は軽減税率の対象となる。