【近ごろ都に流行るもの】「PA(ピーエー)って何者?」(下)「自分らしい死」の願い支える看取り屋(3/3ページ) - 産経ニュース

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近ごろ都に流行るもの

「PA(ピーエー)って何者?」(下)「自分らしい死」の願い支える看取り屋

 大病院へ行くことを勧めた患者の表情を感じ取ったPAが、病院に対するストレスの大きさを聞き出してくれたことがあったといい、「終末期は医学的判断よりも、本人の望む生き方をかなえることが大切。ケアの充実には多面的な視点が必要になる」と、自らも独自のPA育成に乗り出している。

 今後、広がっていくのだろうか?と問うと、「医療業界は職務領域が明確な専門職集団で、閉鎖的な側面もある。無資格のPAにどこまで仕事を任せていいのかという議論は慎重になりがちで、導入へのハードルはまだ高い」と指摘した。

 今回の取材で感じたのは、PAの技量能力は、個々の人柄と意欲に頼るところが大きいということ。明るい人が多いが、実際、精神的に健康な人でないと務まらないだろう。

 「往生」という、誰もが取り組まなくてはならない人生最後の宿題を手伝ってくれる、家庭教師のお兄(姉)さん。そんな印象も持った。