浪速風

韓国の反日を自己批判する本

未読だが、「反日種族主義」という本が韓国でベストセラーになっているという。韓国の反日の危うさを批判したもの。雑誌「正論」10月号によると、いわゆる徴用工問題や慰安婦問題にみられる韓国の歴史観を「ウソで固めた堕落した精神文化」と厳しく批判しているとか。

▶「週刊ポスト」8月30日号で執筆者の1人、李宇衍(イ・ウヨン)・落星台(ナクソンデ)経済研究所研究委員がインタビューに答えている。徴用工問題で「ヒアリングを重ね、資料を研究した結果、強制連行や奴隷労働はなかった」と。事実に基づいて過去を見ている。日本との関係を建設的に考えることにつながるだろう

▶文在寅(ムン・ジェイン)大統領は反日姿勢を強め、「歴史を歪曲(わいきょく)する態度が被害者の傷と痛みを深くしている」などといっている。歪曲しているのはどっちだ。半年前の小欄でこう書いた。「韓国になおいるはずの良識派が自国を世直しする声を上げるのを待つ」。そんな動きが韓国で実際に出てきたことが心強い。