パーク24グループ・プレゼンツ・2019世界柔道選手権東京大会が25日、来年の東京五輪と同じ東京・日本武道館で開幕し、多くの柔道ファンや関係者らが観戦に訪れた。148カ国から選手が参加し、会場にはさまざまな外国語で声援が飛び交い、五輪さながらの雰囲気を演出した。
「迫力がある。五輪本番もこんな雰囲気なのかな」。柔道経験者で日本選手の応援に訪れた会社員、富田仁史さん(34)=東京都江東区=はこう語る。会場では、大音響で英語のアナウンスが流れ、大きな液晶画面に試合の状況が中継された。富田さんは「五輪の代表選考に注目している。開幕までまだ1年。チケットは取れなかったが、待ち遠しい」と話した。
子供が柔道教室に通う会社員の塩原早苗さん(44)=川崎市=は近くの観戦席にいたウズベキスタンの応援団と意気投合し、技が決まると一緒になって声援を送った。「いろんな国の柔道ファンと出会えてうれしい。子供にとってもいい体験になる」