保護した男性を裸にさせる 留置管理課長を停職処分 千葉県警

 千葉県警監察官室は23日、保護した男性を裸にさせるなどの不適切な行為をしたとして、当時、県警流山署の留置管理課長だった男性警部(56)を停職6月、監督責任があったとして同署長の男性警視(59)を本部長注意の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。警部は同日、依願退職した。

 県警は同日付で警部を特別公務員暴行陵虐の疑いで千葉地検に書類送検。調べに対し、容疑を認めているという。

 同室によると、警部が責任者として当直勤務していた4月13日午後9時半ごろ、自傷他害の恐れがあるとして60代の男性を同署で保護。同11時ごろ、男性が「家に帰るからタクシーを呼べ」と話すと、警部は「靴や服を売って金にしてあげるよ」と挑発し、当直していた他の複数の署員の制止を振り切って、男性の服を脱がせて全裸にしたとしている。

 翌14日、当直していた署員が上司に報告して発覚した。同署幹部が後日、男性に謝罪した。

 警部は県警の調べに対し、「男性を入院させなければならないと思い、興奮させた。挑発しているうちに自分も興奮してしまい、正常な判断ができなかった。申し訳ないことをした」と話しているという。

 処分を受け、県警の山本能之首席監察官は「警察業務に対する信頼を大きく損ねる事案であり、被害者および県民の皆さまに深くおわび申し上げる」とコメントした。