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朝晴れエッセー

手作りのピタパン・8月22日

母の誕生日に妹と実家へ行った。私に4人、妹に3人子供がいる。母の手料理を食べたいと思うが、用意してもらうには大変な量だ。妹と作っていった。私はピタパンを焼いた。半月形のポケット状の薄焼きパン。ポケットの中に具材を入れて食べる中近東のパンである。具材は妹担当で、生野菜、そぼろ、豚のカレーいためなどなど。本家はどう食べるか知らないが、少しのマヨネーズとたっぷりの具材を詰め込んで、かぶりつくのが姉妹流。すべて食べ切り、大好評だった。

1カ月後、父の誕生日に実家へ行く連絡をすると、母がまたピタパンを作ってほしいと言う。できることなら、冷凍用に多めに作ってほしいと。

実家へ行く前日、前回の倍量を焼いた。高温で一気に焼き上げるので、庫内の温度を下げてはいけない。そのため、一度に4枚しか焼けない。子供たちの相手もそこそこに、オーブンにつきっきりでたっぷり焼いた。

お皿に山盛りになったパンを見ながら、母の誕生会を思い出す。

「へー、こんなの作れるの。すごいわー」

「いろんな具材を入れられて楽しいね。もう1個食べちゃおうかな」

感心され、喜ばれ、驚かれ、楽しい一日だった。大人になり、主婦になり、親になり、こんなに絶賛されることはなかなかない。しょっちゅうは帰れないけれど、たまには、「娘」になりに行くのもいいな。

今日も母業、主婦業がんばれます。

山田睦美 (37) 千葉県香取市