神津島の無料キャンプ場廃止へ 騒音やごみ…マナー悪く

 伊豆諸島の神津島(神津島村)で利用されてきた野営場(無料キャンプ場)2カ所について、都は利用者のマナーが悪いため、来年3月までに廃止することを決めた。管理人が常駐する島内の別のキャンプ場を拡大することで、受け入れ体制を整える。

 廃止するのは沢尻と長浜の野営場。都環境局によると、近年のキャンプブームもあって利用者が急増したが、夜間の騒音や、ごみをそのまま放置したりする迷惑行為が目立つようになった。周辺の環境や自然景観への悪影響も見られるようになり、野営場が維持できないと判断した。

 一方で受け入れを拡大するのは、多幸湾ファミリーキャンプ場。有料の予約制で、今後はリニューアル工事を予定している。

 神津島では約20年前に都営公園を整備し、約4億5千万円かけて、シャワー室や炊事場などを開設していた。

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