浪速風

慰安婦像展中止 「健康」を取り戻したい

慰安婦を象徴する少女像などを展示して企画展が中止になった「あいちトリエンナーレ2019」問題が尾を引いている。ドイツでは観光名所に像が展示された。韓国系団体が企画したという。この問題を機に、海外でまた歴史戦が展開されそうな気配である。

▶歴史が曲げられて伝えられるのを防がなければならないのに、おかしいのは日本で企画展の中止に異議を申し立てる声があることだ。企画展には少女像だけでなく昭和天皇の肖像を燃やす映像なども展示されていた。多額の税金が投じられた芸術祭である。公金を使って日本をおとしめるなど間違っている。

▶「日本人が日本人の非をあばいて、非が少ないより多いのを喜ぶのである。世界中の国民は健康なのに、ひとり日本人だけ健康でないのだろうか」。南京事件について書き立てる日本人についてコラムニストの山本夏彦はそう嘆いた(「二流の愉(たの)しみ」)。いい加減で日本も「健康」を取り戻したい。