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『韓国を蝕む儒教の怨念 反日は永久に終わらない』

『韓国を蝕む儒教の怨念 反日は永久に終わらない』
『韓国を蝕む儒教の怨念 反日は永久に終わらない』

 ■もはや法治国家と呼べない

 ご存じのように韓国は、従軍慰安婦合意を一方的に破棄し、友軍であるはずの自衛隊機へのレーダー照射、そして1965年の日韓請求権協定で解決済みの元徴用工に対する日本企業への賠償命令判決を最高裁が出す始末です。

 日本が対話を呼びかけても完全に無視するのに、日本が半導体材料の輸出管理を厳格化すると日本を批判し、国際社会に反対を訴えています。

 なんとも身勝手としかいいようがないのですが、韓国の常識に照らし合わせると当たり前のことらしいです。

 日本では理解に苦しむことばかりですが、韓国では、「自国が絶対に正しく、日本は絶対悪である」という教育が古くからされており、「国民的合意」と判断さえすれば、他国との約束事を破ったり、あとでルールを自分たちに都合よく変更したりすることなど意に介さないのです。もはや法治国家とは呼べないレベルの国といってもいいでしょう。

 前述したように「日本は絶対悪」という概念が根付いているから、日本には何をしてもかまわない、日本が自分たちより優れていることは認められないというわけです。

 かつて韓国が2度の経済危機に襲われた際、日本は多額の経済援助をしましたが、感謝するどころか、文句をつけてきたのも合点がいきます。

 本書は韓国出身で自身も反日教育を受けた著者が、ニュートラルな視線で、さまざまな反日行動の原因となっている韓国の歴史を丹念に解き明かし、厄介な隣国=韓国の正体を浮き彫りにします。(呉善花著/小学館新書・840円+税)

 小学館出版局・小川昭芳

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