米銃乱射、現地訪問のトランプ氏に抗議「憎悪広げた」

【エルパソ=上塚真由】米中西部オハイオ州デートンと南部テキサス州エルパソで計31人が死亡した銃乱射事件を受け、トランプ大統領は7日、事件が起きた現地をそれぞれ訪問した。訪問には消極的とされる銃規制やヘイトクライム(憎悪犯罪)への対応の批判をかわす狙いがあるとみられるが、地元住民は抗議でトランプ氏を出迎えた。野党民主党はこれを機に批判を強め、政権奪還の機運を高めたい考えだ。

トランプ氏はメラニア夫人とともにデートンの病院を訪問した後、エルパソでも病院を訪れ、負傷者や医療関係者、救急隊員と面会した。訪問に先立ち、トランプ氏は7日、ホワイトハウスで記者団に対し「精神的に不安定な人や怒りや憎悪に駆られた人、病んだ人には銃を渡すべきではない」と述べ、銃購入時の身元調査を強化すべきだとの考えを示した。

だが、民主党は、今回の事件を受けたトランプ氏の銃規制の提案について不十分との立場で、「トランプ氏は銃擁護派のロビー活動とNRA(全米ライフル協会)に捕らわれている」(ペロシ下院議長)と攻撃の手を緩めていない。

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