公明党、歳費10%削減で苦慮 自民冷ややかで実現見通せず

 しかし、公約に掲げるにあたり、自民との事前調整は不十分だった。公明の斉藤鉄夫幹事長は選挙後の7月31日、自民の二階俊博幹事長に協力を要請したが、「承った」以上の言質は得られなかった。

 自民には、公明の選挙事情のために、すべての議員の歳費が影響を受けることへの反発があるとみられる。ある自民党幹部は「わが党の反対を公明は待っているのではないか」と皮肉った。(大橋拓史)

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