中国人好みの赤を踏襲 「クロスホテル大阪」初の全面改装

 オリックス不動産が運営するクロスホテル大阪(大阪市中央区)は2日、平成19年7月の開業以来初めて229の客室を全面改装すると発表した。来年3月末の完了を予定。同ホテルは外壁やフロントの内装を赤で統一した印象的なデザインが特徴で、中国からの訪日観光客らに人気を集めている。改装で訪日客をさらに引き寄せようと、客室をより洗練させる計画だ。(田村慶子)

■中国人「おめでたい色」

 改装では、壁などに赤の差し色を入れた客室デザインを踏襲し、共用部の廊下にも黒地に赤の十字(クロス)を描いたじゅうたんを敷く。また家具を小さくするなどして居住空間を拡大し、「スーツケースを広げて荷造りする外国人客に使いやすくする」(広報担当者)としている。

 1室当たりの料金は現在の2万円弱から2万5千円程度に引き上げる方針だ。

 クロスホテル大阪は、大阪メトロなんば駅から徒歩約3分と地の利もあり、客室稼働率が9割前後で推移するなど好調だ。外国人客が約8割を占め、うち5~6割が中国人という。赤いデザインは活気があって目立つ色として選んだが、「おめでたい色のホテルとして中国人客の目に留まった」と担当者。最近は国内でも認知度が高まり、日本人客も増えてきたという。

■レストランも刷新

 同ホテルは今年6月、3階レストランの改装を終えている。宿泊客の利用が少なかったことから、地元客も呼び込めるようにと、企業が会食やパーティーに利用できるバーやテラス、VIPルームなど6つのゾーンに刷新した。