メドベージェフ露首相がサハリンに到着 択捉島上陸を計画

 【モスクワ=小野田雄一】北方領土・択捉島に入ることを計画しているロシアのメドベージェフ首相は1日夜、極東サハリン(樺太)州の州都ユジノサハリンスクに到着した。天候が許せば、2日午後にも空路で択捉島に入る見通し。同島上陸が敢行された場合、日露平和条約交渉の失速感はいっそう強まりそうだ。

 ロシア政府は、メドベージェフ氏が1~2日の日程で極東のザバイカル地方とサハリン州を訪れると発表している。メドベージェフ氏は1日、ザバイカルでの日程を終えてサハリンに移動。ユジノサハリンスクでは2日、サハリン州高官らとの地域経済に関する会合に出席する予定だ。

 メドベージェフ氏の北方領土入りが実行されれば、2015年8月に択捉島を訪れて以来の4年ぶりで4度目となる。現地ではインフラの整備状況を視察し、ロシアによる北方領土の実効支配を誇示するとみられている。メドベージェフ氏の極東訪問にはトルトネフ副首相やコズロフ極東・北極圏発展相ら複数の閣僚が同行しており、択捉島にも付き添う可能性がある。

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