東京高裁、「三鷹事件」再審認めず 昭和24年の旧国鉄列車暴走 

 昭和24年、旧国鉄中央線三鷹駅で無人の列車が暴走・脱線し6人が死亡するなどした「三鷹事件」の竹内景助(けいすけ)元死刑囚=病死=の第2次再審請求審で、東京高裁(後藤真理子裁判長)は31日、再審開始を認めない決定をした。

 有罪判決の根拠となった直接的な証拠は本人の自白のみ。竹内元死刑囚の供述は「単独犯」「共犯がいる」「無実」と変遷したが、30年に最高裁で竹内元死刑囚の単独犯とする死刑判決が確定した。

 事件では竹内元死刑囚のほかに9人が電車転覆致死罪で起訴されたが、9人は無罪が確定している。

 高裁は約6年半にわたる第2次再審請求審で、裁判所、検察官、弁護団の三者協議を計26回開き、昨年12月に協議が終結した。