ラグビー日本代表は27日、9月開幕のワールドカップ(W杯)日本大会の前哨戦と位置づけるパシフィック・ネーションズカップ(PNC)の初戦を迎え、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムでフィジー代表と対戦する。チームは26日、試合会場で約1時間の最終調整。報道陣に公開された冒頭部分では、ゆったりとした動きで攻守の連係を確認した。
世界ランキング11位の日本に対し、フィジーは9位で、過去の対戦は日本が3勝14敗と大きく負け越している。ベンチスタートとなったFWリーチ主将(東芝)は「フィジーに勝てば日本代表として成長できていることになる」と気合十分。
W杯唯一の新設会場で、東日本大震災の被災地でもある釜石で初のテストマッチに「亡くなった方、復興を助けた人たちのため、勇気のある試合をして何かを感じてもらえたら」と思いを巡らせた。