来日初先発の阪神・ソラーテが決勝2ラン

【プロ野球巨人対阪神】7回表、2ランホームランを放つ阪神のソラーテ=26日、東京ドーム(撮影・今野顕)
【プロ野球巨人対阪神】7回表、2ランホームランを放つ阪神のソラーテ=26日、東京ドーム(撮影・今野顕)

 甘く入った変化球を豪快にすくい上げた。阪神のソラーテは七回2死一塁で、来日1号2ランを左翼席上段まで運び、「何とか勝利に貢献しようと思った。信じられない気持ち」と笑った。

 大リーグ通算670試合出場で75本塁打の実績を持つ32歳は、今月7日に獲得が発表されたばかり。後半戦に入り奮わないチームの起爆剤として、この日1軍に初合流し、即先発出場した。一回には四球を選び、先制点の足がかりを作った。

 守備でも魅力は十分。内野は全てこなし、この日は遊撃手で先発すると八回からは二塁手に。「どのポジションでも全力でやる」と頼もしい。

 南米のベネズエラ出身で、決勝本塁打では三塁ベースを回ると、ジャンプしながら両手を大きくたたいて喜びを爆発させた。周囲を明るくできる貴重な存在だ。「結果も大きいし、ムードを替えられる選手だと思う」と矢野監督。期待は膨らむばかりだ。(小川寛太)

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