参院選2019

「政権選択」ではないけれど…実は大事な選挙、ぜひ投票へ

 「ねじれ国会」と揶揄されたり、「参院の力が強すぎて政治を停滞させる」との恨み節までささやかれるようになった。

◆衆院と同じ…?

 「衆院も参院も同じじゃないの?」。有権者がこんな疑問を抱く理由の一つに、衆参で議員選出の方法が似通っていることも挙げられるだろう。衆参の選挙制度には違いもあるが、どちらも国民全体の代表で、国民の直接選挙で選ばれる点は変わらない。

 一方、米国では下院が人口に比例して各州に議員数が配分されるのに対し、上院議員は「各州の代表」と位置づけられ、人口にかかわらず各州2人。現代では日本と同じ直接選挙だが、かつては間接選挙だった。英国は現在も貴族院が残っており、各界の専門家らが議員になって政府・下院を監督する「政府監視の院」として位置づけられる。

 桃山学院大の田中祥貴(よしたか)教授(憲法)は「参院は本来、良識の府。党派の影響を薄められるような選挙制度が必要だ」と提案する。わたしたち有権者にとって実は重要な参院。田中教授は「もし内閣・衆院が暴走したときに、ブレーキをかける役割が期待されている。ぜひ投票に行ってほしい」と話す。

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