政界徒然草

自民入りした長島昭久氏 菅長官が誘導 苦渋の選挙区返上 

「この質問がいったい何につながるのか。前原さんの姿は今の自分なんだ…」

その数日後、長島氏は小異を捨てて大同につく決断に至ったという。

「落ち度のない小田原さんを蹴落としてまで、自分が自民党に入りたいというのは道理に合わない」

長島氏は萩生田氏に選挙区変更も受け入れる考えを伝えた。萩生田氏もほっとした表情だったという。

現職の自民議員との競合を避けたことで、長島氏の入党話はスムーズに進んだ。党執行部は都内を念頭に長島氏の選挙区を調整している。

煮え切らない男の返上なるか

長島氏には「腰が重く、政治決断が曖昧だ」という評価がある。

昨年5月に希望の党が分党する直前、長島氏は松沢成文参院議員(現・日本維新の会)らが結成する新たな希望の党へ参加する方針を記者団に示していたが、土壇場で無所属を選んだ。

今回の入党劇も、野党勢力が低迷するさなかに衆参同時選挙の可能性が浮上したため、政権与党へ駆け込んだという見方もある。

自分の選挙ポスターを一枚一枚剥がす悔しさをバネにしてもらいたい。

(政治部 奥原慎平)

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